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「マーケターに興味はあるけど、未経験で、しかも転職回数も多い。今から目指して大丈夫だろうか」——そんな不安を抱えていませんか。
この記事では、新聞記者・雑誌編集者・フリーランスライターを経て、39歳で未経験から上場企業のオウンドメディア担当(コンテンツマーケティング)になった筆者が、未経験からマーケターを目指すときの入口の選び方と、転職回数の多さを武器にする方法をまとめました。
この記事でわかること
- マーケターの仕事の種類と、未経験から入りやすい入口
- 未経験のマーケター転職で、つまずきやすいポイント
- 転職回数が多い人が、マーケティングで武器にできる経験
- 未経験から応募する前にやっておくべき準備
データで見る:求人は増加、特にデジタル領域が活発
dodaの発表によると、2026年6月の転職求人倍率は2.55倍で、求人数は前年同月から16.6%増えています。業種別ではIT・通信の求人の伸びが大きく、AI活用などを背景に採用が活発になっていると解説されています。
デジタル化が進むなかで、企業が自社で情報を発信し、顧客と直接つながる必要性が高まっているのでしょう。マーケティングは、今後も人材ニーズが続きやすい領域の一つではないでしょうか。
ひと口に「マーケター」と言っても、仕事はさまざま
マーケティングの主な仕事
- コンテンツマーケティング:オウンドメディアの記事やメルマガなどで、見込み客に役立つ情報を届ける
- SNSマーケティング:XやInstagram、Facebookなどの企業公式アカウントを運用し、ファンを増やす
- 広告運用:Web広告の出稿・改善を行い、費用対効果を高める
- 分析・CRM:データをもとに顧客の行動を分析し、施策を改善する
未経験から入る場合は、これまでの経験と一番近い入口を選ぶのが現実的です。筆者の場合、それが「書く」ことを軸にしたコンテンツマーケティングでした。
未経験のマーケター転職で、つまずきやすいポイント
注意:マーケティングは「センス」より「数字」で評価される仕事です。PV、クリック率、問い合わせ数など、成果が数字で見える分、「なんとなく良いものを作った」では評価されません。この感覚の切り替えが、未経験者が最初にぶつかりやすい壁です。
実体験:「読者はこう思うはず」が通用しない世界だった
39歳・未経験でオウンドメディア担当になって、一番戸惑ったのは、判断の基準がすべて数値だったことです。
新聞や雑誌なら、「読者はきっとこう思っているはずだから、この企画はこうしよう」と、記者・編集者としての経験と勘で企画を組み立てることができました。
ところがWebマーケティングでは、「サジェストキーワードにこの言葉が入っているから、この企画はこの方向にしなければならない」というように、データが企画の方向性を決めます。
自分の中にある「読者像」より、検索データが正解になる。この感覚の切り替えには、正直かなり時間がかかりました。
一方で、記者・編集者の経験がそのまま役立ったのがインタビューです。社内外の人に話を聞いて記事にする場面では、取材の段取り、質問の組み立て、話を引き出す技術がそのまま活きました。
あくまで筆者の経験でしか言えませんが、この分野はマーケティング一筋でキャリアを積んできた人には、まだ手薄になりがちな部分なのかもしれません。
未経験からマーケターを目指すなら、「数字の世界に合わせる柔軟さ」と「前職から持ち込める武器」の両方を意識することが大切だと、身をもって感じました。
転職回数が多い人が、マーケティングで武器にできる経験
- さまざまな業界・職場を見てきたこと
マーケティングは「相手が何を求めているか」を考える仕事。多様な立場を知っているのは強みです - 人の話を聞き、形にしてきた経験
ヒアリング、インタビュー、議事録など。コンテンツづくりや顧客理解に直結します - 数字を追いかけた経験
営業目標、売上、予算管理など。業界が違っても「数字で成果を出した経験」はそのまま通用します - 新しい環境に早く馴染んできた経験
転職を重ねてきた人は、変化の速いマーケティングの現場に適応しやすい面もあります
未経験から応募する前にやっておくべき準備
- 自分で発信してみる
ブログやSNSを運用して、PVやフォロワーの変化を追ってみる。小さくても「自分で数字を動かした経験」は強い材料になります - 基礎知識を押さえる
SEO、サジェストキーワード、Googleアナリティクスなど、マーケティングの基本ツールの概要を学んでおく - 職務経歴を「マーケの言葉」に翻訳する
「〇〇を改善して△△%伸ばした」のように、過去の経験を成果と数字で語れるようにする - マーケ職に強いエージェントに相談する
エージェント関係者に取材したところ、未経験可の求人は公開されていないものも多々あるとのことでした
SEOなどの基礎知識は、独学でも始められます。一方で、講座で体系的に学びたい人向けには、一般社団法人全日本SEO協会が会場とオンラインでセミナーを開いています。
うまくいくパターン・いかないパターン
比較例
- ❌ 「マーケティングに興味があります」と、興味だけを志望動機にする
- ⭕️ 「個人ブログを半年運用し、月〇PVまで伸ばしました」と、小さくても自分で動かした実績を示す
- ❌ 「読者のことは感覚でわかります」と、前職のやり方をそのまま持ち込もうとする
- ⭕️ 「データで方向性を決めたうえで、前職で培ったインタビュー力で中身を厚くできる」と、両立を示す
未経験可のマーケティング求人は、エージェント経由で紹介されるケースも多くあります。自分の経歴で狙えるポジションを知るには、プロに相談するのが近道です。
「そもそもマーケティングが本当に自分に合っているのか、まだ整理できていない」という段階なら、キャリアの棚卸しを一緒にしてくれるコーチングサービスを先に使うのも一つの方法です。

よくある質問
Q. 30代後半・未経験からマーケターになるのは遅いですか?
A. 遅すぎることはありません。筆者も39歳で未経験からオウンドメディア担当になりました。これまでの経験のどこがマーケティングにつながるかを示せれば、年齢より中身で見てもらえます。
Q. スクールに通わないと、マーケターにはなれませんか?
A. 必須ではありません。ただ、基礎知識を短期間で体系的に学ぶ手段としては有効です。独学と組み合わせて、自分に合う方法を選びましょう。スクール選びの注意点はプログラミングスクールの転職保証は「やめとけ」と言われる理由でも解説しています。
Q. 文章を書くのが得意なら、マーケターに向いていますか?
A. コンテンツマーケティングの入口としては大きな強みになります。ただし「上手な文章」と「成果が出る文章」は別物だと思います。筆者自身、記者時代の感覚がそのまま通用しなかった経験があるので、数字で振り返る習慣を早めにつけてみてください。
Q. 転職回数が多いと、マーケ職は不利ですか?
A. 回数そのものより、「なぜ環境を変えてきたのか」を一貫したストーリーで語れるかが重要ではないでしょうか。多様な業界経験は、顧客理解の幅として評価されることもあります。
まとめ:未経験でも「つながる経験」は必ずある
未経験からのマーケター転職は、たしかに簡単ではありません。数字がすべての世界に、最初は戸惑うかもしれません。でも、これまでの経験のどこかに必ず「マーケティングにつながる何か」があります。それを見つけて、数字と成果の言葉で語れるようにすることが、最初の一歩です。
畑違いの職種への志望動機の組み立て方は異業種転職の志望動機、例文つきで解説、未経験・年齢の不安全般は未経験転職・年齢の不安 完全ガイドもあわせてご覧ください。
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※データ出典:doda「転職求人倍率レポート(2026年6月)」
本記事は筆者の実体験に基づく個人の感想です。サービス選びの際は、必ず公式サイトで最新の料金・条件をご確認ください。


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