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「最後に、何か質問はありますか?」
面接の終盤、たいていはこの一言が来る。
私が聞いたのは、これでした。
「職場の雰囲気を一言で表すなら、どのような言葉が最適でしょうか?」
返ってきた答えは、たしか「個性的で元気な職場」(記憶をたどっているので、言葉づかいは少し違うかもしれません)。
ほっとしました。理由は、ひとつ前の職場にあります。
この記事では、転職面接の逆質問について、元記者の私が実際に聞いたことと、「取材」の目線で作る逆質問の例、避けたいことをまとめます。
この記事でわかること
- 転職の面接で、逆質問をする人はどれくらいいるのか
- 筆者が実際に聞いた、2つの逆質問と、面接官の答え
- 「取材」の目線で作る、逆質問の例
- 逆質問で、避けたいこと
データで見る:逆質問をする人は、7割以上いる
「何も聞かない」のは、意外と少数派のようです。
人材支援サービスを展開するビズヒッツが2021年10月に行った調査(就職・転職で面接を受けた経験のある500人、インターネットでの任意回答)では、面接で逆質問をしたことがある人は73.6%でした。
聞いた内容の1位は「入社までに準備すべきこと」(58人)、2位は「仕事内容の詳細」(47人)、3位は「社内の人間関係・雰囲気」(35人)、4位は「面接担当者のエピソード」(31人)でした。
データのポイント
- 逆質問は、7割以上の人がしている
- 「雰囲気」を聞く人は多く、3位に入る定番
- 求人票では確かめにくいことを聞く人が多い
同じ調査の解説では、「人間関係は良好ですか」のような漠然とした聞き方だと、面接官が答えにくいことがある、とされています。
出典:ビズヒッツ「面接で逆質問した内容ランキング!経験者500人へのアンケート結果から解説」(2021年10月調査、2026年3月更新)。回答者は500人の任意回答のため、目安として見てください。
実体験:「職場の雰囲気を一言で」と聞いた
筆者が実際にした質問は、たった1行。返ってきた答えで、前の職場との違いが見えました。
「元気」と聞いて、安心した
私語禁止の職場で息苦しかった人間には、この一言が響きます。
ひとつ前の職場は、医療専門誌を作る出版社でした。業務中の私語は、一切禁止。固い職場で、息苦しさがありました。
だから、「元気」と聞いて、安心したところがあります。私語禁止の職場を、「元気な職場」とは言いませんよね。
逆質問は、聞きたいことを聞く場だけではない。自分が避けたいものが「ない」ことを確かめる場にもなる。私はそう考えています。
「どんな考え方の人が活躍しやすいか」も聞いた
空気の次は、価値観です。
もうひとつ聞いたのが、「どんな考え方をする人が活躍しやすいですか?」。返ってきたのは、「経営者視点」や「経営者目線」といった言葉だったと思います。
私の考え方とも、合っていました。フリーランス時代の「経営が自分事」という感覚については、40歳目前の未経験転職は厳しい?応募3社、書類落ちに慣れた私がダメ元で受かるまでに書いています。
元記者の逆質問は、「取材」でできている
「一言で言うと」は、取材のときに使っていた、確認の言葉です。
話の長い人には、「一言でいえば」と確認していた
取材では、話の長い人の話を聞いたあとに、「一言でいえば、〜ということですよね」と確認していました。要点をまとめるため。そして、認識のずれを防ぐためです。
面接官にも、同じ聞き方をする
逆質問も、面接官への「取材」だと思えば、聞き方が見えてきます。
「雰囲気は、どうですか?」と聞くと、答えは長くなり、ぼやけがちです。「一言で」と絞ると、面接官は言葉を選びます。その言葉が、その職場が自分たちをどう見ているかのヒントになる。私はそう思います。
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逆質問の例:取材の目線で作る5つ
最初の2つは、私が実際に聞いた質問です。残りの3つは、同じ考え方で作った「例」で、私の体験ではありません。
- 「職場の雰囲気を一言で表すなら、どのような言葉が最適でしょうか?」(筆者が実際に聞いた質問)
狙い:雰囲気を、面接官の言葉で聞く - 「どんな考え方をする人が活躍しやすいですか?」(筆者が実際に聞いた質問)
狙い:職場の価値観と、自分の考え方が合うかを確かめる - 「最近、このチームが盛り上がった出来事があれば、教えてください」(例)
狙い:雰囲気を、具体的な場面で聞く - 「入社までに、勉強しておいたほうがよいことはありますか?」(例)
狙い:意欲を示しつつ、求められる力を確かめる。調査で1位だった聞き方です - 「ご自身が、この仕事でいちばんやりがいを感じた場面を、教えてください」(例)
狙い:面接官自身の言葉で、仕事の実態を聞く
残業や給与のように、面接では聞きにくいことこそ、入社前に確かめておきたいところです。転職エージェントを通せば、聞きにくい条件はエージェントが企業に確認してくれます。逆質問の案も、面接の前にプロに一度見てもらいましょう。転職エージェントナビなら、登録も相談も無料です。
逆質問で、避けたいこと
聞き方ひとつで、印象は変わります。
- 「特にありません」と答える
意欲が低いと受け取られる可能性があると転職エージェント各社は解説しています。質問がなければ、疑問が解けたことへのお礼と、入社意欲を伝える形がすすめられています - 求人票や面接の中で説明されたことを聞く
事前準備をしていないと見られるおそれがあります - 待遇のことだけを聞く
聞き方を工夫するか、エージェント経由で確かめる方法があります
参考:JACリクルートメント「転職面接の逆質問例と回答ポイント」、ビズヒッツ(前掲)
うまくいく逆質問・いかない逆質問
比較例
- ❌ 「雰囲気はどうですか?」と、漠然と聞く
- ⭕️ 「一言で表すと?」「最近の出来事は?」と、絞って聞く
- ❌ 「特にありません」で終わる
- ⭕️ 聞きたいことを1つ決めておく(筆者は、前の職場と違う点を確かめました)
- ❌ 給与や残業だけを面接官に聞く
- ⭕️ 仕事内容や価値観を聞き、条件面はエージェント経由で確かめる
よくある質問
Q. 逆質問は、いくつ用意すればいいですか?
A. 一般的には3〜5個を用意しておくと良いとされています(ビズヒッツの解説)。面接の中で疑問が解けても、別の質問に切り替えられるからです。筆者が実際に聞いたのは2つでした。
Q. 「特にありません」は、やはりよくないですか?
A. 意欲が低いと受け取られる可能性があると各社が解説しています。質問がないときは、「疑問点が解消できました」というお礼と、入社意欲を伝える形がすすめられています。
Q. 「雰囲気」のような、あいまいな質問をしてもいいですか?
A. 聞くこと自体は問題ないと思います。ただ、漠然と聞くと答えにくいことがあるので、筆者は「一言で」と絞りました。
Q. 給与や残業は、逆質問で聞いてもいいですか?
A. 聞き方によって、印象が変わります。聞きにくい場合は、転職エージェントを通じて確かめる方法があります。
まとめ:逆質問は、面接官への「取材」
逆質問は、意欲を見せる場です。そして同時に、自分が避けたいものが「ない」ことを、確かめる場でもあります。
取材のつもりで、聞きたいことを1つ、絞って持っていく。私には、それがいちばん確かな準備でした。
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※データ出典:ビズヒッツ「面接で逆質問した内容ランキング」(2021年10月調査)
本記事は筆者の実体験に基づく個人の感想です。逆質問の例のうち、実際に聞いたのは1・2番目のみで、そのほかは例です。紹介しているサービスのリンク経由でお申し込みいただくと、当方に紹介料が発生する場合があります。サービス選びの際は、必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

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