転職したばかりなのにまた辞めたい30代へ【3人に取材】辞めた人・残った人・迷う人の分かれ道

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

転職したばかりなのに、もう辞めたい。
でも、また短期で辞めたら経歴に傷がつく。
「せめて1年は我慢すべき」という声も頭をよぎる——そんな板挟みの中にいませんか。

そこで今回は、転職して1年未満で「また辞めたいかも」と感じた30代の3人に、実際に話を聞きました。もう一度転職した人、踏みとどまった人、今まさに迷っている人。3人の選択は分かれましたが、分かれ道には共通点がありました。

この記事は取材記事です

  • 取材対象:転職後1年未満で「また辞めたい」と感じた3人(31歳・33歳・35歳)
  • 取材時期:2026年9月
  • 3人とも実在の方で、匿名での掲載に了承をいただいています
  • 3人の体験談は、記事内のリンク先のサービスとは関係ありません

この記事でわかること

  • 転職直後に「また辞めたい」と感じた3人の、きっかけとその後
  • 辞めるか残るかを分けた「判断の分かれ目」
  • 今すぐ決めきれない人が、やっておきたいこと

データで見る:入社後のギャップは、約9割が経験している

エン・ジャパンが39歳以下の929人に行った調査では、87%が「入社後にギャップを感じた経験がある」と答えました。さらに約7割が、そのギャップをきっかけに転職を考えた経験があるといいます。

転職を考える原因になったギャップの上位は「職場の雰囲気」と「仕事内容」。半数以上が「事前に防げるギャップではなかった」とも答えています。

また、30〜50代向けの転職サイト「ミドルの転職」が転職コンサルタントに聞いた調査では、転職後に起きやすいギャップの最多は「人間関係」でした。

データのポイント

  • 入社後のギャップは、ほとんどの人が経験する
  • ギャップで「辞めたい」と感じるのも、珍しいことではない
  • 問題は、その気持ちとどう向き合うか

出典:エン・ジャパン「20代・30代のビジネスパーソン900人に聞いた『入社後ギャップ』調査」(2025年)、ミドルの転職「入社後のギャップを避ける方法」について(2025年版)

話を聞いた3人

Aさん Bさん Cさん
年齢・性別 33歳・男性 35歳・女性 31歳・男性
転職回数 3回 2回 1回
転職の内容 メーカー営業→ITベンチャー営業 大手消費財→ベンチャーのマーケティング 制作会社→自社プロダクト企業のWebディレクター
辞めたいと感じた時期 入社2か月目 入社3か月目 入社1か月目
その後 再転職した 踏みとどまった 在籍しながら準備中

Aさん(33歳・営業)「聞いていた評価制度と、まるで違った」

ノルマが本格化した2か月目に

Aさんはメーカーの営業から、ITベンチャーの営業に転職しました。違和感を覚えたのは入社2か月目。研修期間が終わり、目標数値やチームの運用が本格的に始まった頃です。

面接では「プロセスも正当に評価する」と聞いていました。ところが実際は極端な結果至上主義で、目標を達成できない社員を吊るし上げる文化があったといいます。引き継ぎや教育の体制もなく、放置される状態が続きました。

「壊れる前に動いた方がいい」

最初は「自分が適応できていないだけかも」と考え、仕事の進め方を見直しました。それでも変わらず、個人ではなく組織の問題だと確信したそうです。

妻と前職の元上司に相談すると、「壊れる前に動いた方がいい」と背中を押されました。入社4か月目から転職エージェントを頼って活動を再開し、今は4社目で落ち着いています。

「短期離職」の傷はつきましたが、面接で「前職でミスマッチを感じた理由と、今回の軸」を誠実に話すことで、理解してくれる企業に出会えました。

Bさん(35歳・マーケティング)「毎日、前の会社に戻りたいと思っていた」

前職のやり方が、一切通用しない

Bさんは大手消費財メーカーから、サービス系のベンチャー企業にマーケティング職として転職しました。入社3か月目、前職までのやり方がまったく通用せず、成果が出なくなります。

30代半ばの即戦力採用という期待の高さに対して、社内の人脈も業界知識もない。動きが後手に回り、上司からの評価も急降下しました。「選択を間違えた」と毎日後悔していたといいます。

「環境のせいか、焦りのせいか」を切り分けた

衝動的に転職サイトを開いたこともありました。そこでBさんは、有料のキャリアコーチに相談します。コーチと一緒に「今のモヤモヤは環境のせいか、成果が出ない焦りのせいか」を解きほぐしていきました。

出た答えは、「成果が出ないまま逃げるように辞めると、自己肯定感が下がる」。まずは半年間、上司との1on1や社内のコミュニケーションを増やすことに集中しました。

半年を過ぎた頃から仕事の勝手がわかり、成果も出始めます。入社1年半の今は、チームの中心として動いているそうです。

あの時、感情任せに辞めなくて本当に良かったと感じています。

Cさん(31歳・Webディレクター)「残業は月20時間と聞いていた」

入社初週から感じたギャップ

Cさんは制作会社から、自社プロダクトを持つ企業にWebディレクターとして転職しました。違和感は入社初週から。想定していた業務範囲と、現場の混乱ぶりが大きく違ったといいます。

直属の上司の指示は二転三転し、メンバーは振り回されるばかり。残業も「平均20時間」と聞いていたのに、実際は月40〜50時間が当たり前で、体調と生活リズムが崩れ始めました。

「いつでも辞められる状態」を作っておく

「またすぐ辞めたら、キャリアに傷がつくのでは」という怖さから、応募にはまだ踏み切れていません。妻や学生時代の友人に話を聞いてもらいながら、休日にスカウトサイトを眺めて情報を集めています。

職務経歴書は最新の状態に更新済み。良い条件があれば話を聞くスタンスをとることで、「ここに縛られているわけではない」と気持ちが楽になったそうです。入社1年のタイミングでどうするか、条件を整理しているところです。

Cさんのように、長時間労働で体調や生活リズムが崩れている場合は、転職の判断より先に体を守ることを優先してください。眠れない、体調が戻らないといった状態が続くなら、医療機関や、厚生労働省の働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」の相談窓口を頼るのも一つの方法です。

3人の話からわかった「判断の分かれ目」3つ

  1. 「会社の仕組みの問題」か「慣れの問題」かを切り分ける
    Aさんは評価制度や社風という、個人の努力では変えられない問題でした。Bさんは、時間とともに解消できる焦りでした。
  2. 「いつまでに」の期限を決める
    Bさんは「まず半年」、Cさんは「入社1年」を区切りにしました。期限があると、毎日悩み続けずに済みます。
  3. 一人で抱え込まず、誰かに話す
    3人とも、家族や元上司、キャリアコーチなど、誰かに相談していました。

比較:動いたほうがいいサイン、様子を見てもいいサイン

動いたほうがいいサイン 様子を見てもいいサイン
違和感の正体 評価制度や社風など、会社の仕組みそのもの(Aさん) 仕事の進め方や人脈不足など、時間で解消しやすいもの(Bさん)
心と体 体調や生活リズムが崩れている(Cさん) 疲れはあるが、生活は保てている
自分で試したこと 改善を試しても、状況が変わらない まだ試せることが残っている

※あくまで3人の体験にもとづく目安で、すべての人に当てはまるわけではありません。

Aさんのように、会社の仕組みそのものに違和感があるなら、在籍しながら外の選択肢を知っておくだけでも気持ちに余裕が生まれます。

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転職6回の筆者が、取材を終えて思ったこと

私語もタバコ休憩も禁止だった、3社目の出版社

実は筆者にも、入社3か月で「また辞めたい」と思った経験があります。3社目、出版社としては2社目の会社でした。

とにかく社風が硬く、勤務中は私語禁止。一族経営で、社長と、大学を出たばかりの社長の息子の言うことが絶対でした。

それまでいた雑誌編集部では、わりと好きなように働かせてもらっていました。そのぶん、ギャップが苦しかったのです。

当時は喫煙者でしたが、タバコ休憩も禁止。これは入社してから知りました。小さなことに思えるかもしれませんが、毎日じわじわ効いてきました。

今振り返ると、Aさんと同じく「個人の努力では変えられない、会社の仕組みのギャップ」でした。データにあった「半数以上が事前に防げなかった」という数字にも、うなずかされます。

当時の自分に言いたいのは「我慢せず、早めに動け」

結局、その会社は1年半で辞めました。入社3か月で「辞めたい」と感じてから、1年以上もその気持ちを抱えたまま働き続けたことになります。

もし当時の自分に声をかけられるなら、「我慢せずに、早めに次の転職へのアクションを起こせ」と伝えたいです。実際に転職するかどうかは、そのあとで決めればいい。

Cさんのように職務経歴書を更新しておくだけでも、「ここにしか居場所がない」という息苦しさは少し和らぐはずです。

一方で、Bさんのように「辞めたい理由が環境なのか、自分の焦りなのか」が自分でも見えないときは、辞めるか残るかを決める前に、第三者と一緒に整理してみるのも一つの方法です。

よくある質問

Q. 入社してすぐ辞めると、次の転職で不利になりますか?
A. 短期離職の理由は、面接でほぼ確実に聞かれます。Aさんは「ミスマッチを感じた理由」と「今回の転職の軸」を誠実に話すことで、理解してくれる企業に出会えました。理由を筋道立てて説明できるかが鍵です。

Q. 「せめて1年は我慢すべき」は本当ですか?
A. 一律の正解はありません。Bさんは半年で状況が好転しましたが、Aさんは早めに動いて良かったと話しています。体調を崩してまで続ける必要はありません。

Q. 在籍したまま転職活動をしてもいいですか?
A. 問題ありません。Cさんのように、職務経歴書を更新して情報収集だけしておくのも立派な準備です。勢いで辞めて収入が途絶えるより、選択肢を持った状態で判断できます。

短期離職の理由の伝え方は、面接で「何回目ですか」と聞かれたときの答え方も参考にしてください。

まとめ:辞めるか残るかより、先に「何がつらいのか」を切り分ける

転職したばかりで「また辞めたい」と感じるのは、決して珍しいことではありません。3人の選択は分かれましたが、共通していたのは、その気持ちを一人で抱え込まず、つらさの正体を見極めようとしたことでした。

最後に、3人から同じ状況の人へのメッセージを紹介します。

Aさん:「せめて1年は耐えなきゃ」という世間の声に縛られすぎないでください。環境や文化の根本的な不一致は、個人の努力で変えられません。違和感を覚えたら、早めに外の市場に触れてみることを勧めます。

Bさん:入社3か月〜半年の「使えない自分」への焦りは、誰にでも起きるリアリティショックかもしれません。辞める・残るを決める前に、第三者に整理を手伝ってもらい、何に苦しんでいるのかを切り分けるのが先です。

Cさん:すぐ辞めるのは悪だと思い詰める必要はありませんが、勢いで辞めて無職になるのも危険です。「いつまでに状況が変わらなければ辞める」という期限や基準を決めて、準備しておくのが精神衛生上おすすめです。

20代版として、新卒で入った会社を半年もたたずに辞めたくなった3人(辞めた人・残った人・迷っている人)にも話を聞いています。新卒で半年、辞めたい20代へ【3人に取材】3か月目で辞めたくなった人が「辞めた・残った・迷っている」その後

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本記事は、転職後1年未満で「また辞めたい」と感じた3人への取材をもとに構成した取材記事です。体験談は取材にご協力いただいた方個人の体験・感想です。紹介しているサービスのリンク経由でお申し込みいただくと、当方に紹介料が発生する場合があります。サービス選びの際は、必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。

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