キャリアコーチングとは?転職エージェントとの違いと、転職回数が多い人が使うべきケース

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転職エージェントは無料なのに、キャリアコーチングは数十万円かかることもある。「転職回数が多い自分に、そこまでお金をかける意味があるのか」と迷っていませんか。

この記事では、6回の転職を経験した筆者が、転職回数が多い人にとってキャリアコーチングが意味のあるケース・ないケースを、料金の相場や無料の選択肢とあわせて整理しました。

キャリアコーチングとは

専任のコーチと1対1で話しながら、自分の価値観や強みを整理し、「これからどう働くか」を決めていくサービスです。

  • 求人は紹介しない(転職を前提にしない)
  • 料金は利用者が払う(数十万円のプランが多い)
  • 転職するか、今の会社に残るか、から一緒に考える

この記事でわかること

  • キャリアコーチングと転職エージェントの違い
  • キャリアコーチングの料金相場と、無料で相談できる場所
  • 転職回数が多い人に「意味がある」ケース・「不要な」ケース
  • 無料カウンセリングで確かめるべきポイント

キャリアコーチングとは?転職エージェントとの違い

2つのサービスの違い

  • 転職エージェント:求人を紹介し、応募から内定までを支援する。利用者は無料(採用が決まった企業から報酬を受け取る仕組み)
  • キャリアコーチング:求人は紹介せず、「どこに向かうか」「何を大事にしたいか」を一緒に整理する。利用者が料金を支払う

方向性が決まっていない状態でエージェントに行っても、紹介される求人の中から選ぶことしかできません。「どんな求人に応募するか」の前に、「そもそもどこへ向かいたいか」を整理するのがコーチングの役割です。

データで見る:料金相場は20〜70万円。無料の選択肢もある

キャリアコーチングの料金は、一般的に20万〜70万円が相場とされています。プロがマンツーマンで長期間伴走する分、決して安くはありません。

一方で、無料でキャリアの相談をする方法もあります。たとえば、全国のハローワークには厚生労働省が運営する「キャリア形成・リスキリング相談コーナー」があり、キャリアコンサルタントに無料で相談できます(予約制)。

注意:「高いから効果がある」とは限りません。数十万円のプランに申し込む前に、無料カウンセリングや公的な相談窓口で「自分に必要なのは求人なのか、方向性の整理なのか」を確かめることをおすすめします。

転職回数が多い人に「意味がある」ケース

  1. 転職のたびに理由が違い、共通する「軸」を言葉にできない
    面接で「なぜこんなに転職を?」と聞かれて詰まる
  2. 何度転職しても、同じような理由で辞めてしまう
    職場ではなく、選び方に原因があるかもしれない
  3. 「やりたいことがわからない」まま、求人を眺めている
  4. 転職するか、今の会社に残るかも決めきれていない
  5. 「給料の高さ」だけで、未経験の職種に応募しようとしている
    仕事の中身を吟味できていないサインかもしれない

「不要」なケース

  • 目指す職種や業界がすでに決まっていて、あとは求人を探すだけ
  • すぐにでも転職先を決めたい(コーチングは数か月かけて進むことが多い)
  • 「なんとなく不安だから」という理由だけで、高額プランを検討している

方向性がすでに決まっているなら、コーチングより先に、無料で求人紹介や書類添削をしてくれる転職エージェントを使う方が合理的です。

300人以上の中からあなたに合う転職エージェントをご紹介【転職エージェントナビ】

実際に受けた人・受けなかった人がどう感じたかは、3人への取材記事にまとめています。
▶︎ キャリアコーチングは意味ない?【3人に取材】38万円払って転職しなかった人・期待と違った人・受けなかった人

実体験:迷走して、未経験の営業に応募しかけた

転職活動がなかなか決まらなかった時期、私はまったく未経験の営業職に応募しようとしたことがあります。業界の中でもかなりハードだと言われる、土地活用の営業でした。家族に止められて踏みとどまりましたが、今思えば、あのときの自分はどこに向かいたいのかを見失っていました。

振り返ると、足りなかったのは業界や仕事そのものへの知識でした。「給料が高い」という一点につられて、どんな仕事なのかを吟味していなかったのです。よくよく調べてみると、とても過酷な仕事で、給料が高いといってもそのほとんどが歩合。当時の自分では成果を出せなかったでしょうし、下手をしたら精神的に病んでいたかもしれません。

同じ時期には、給料の高さだけでMR(医薬情報担当者)に応募しようとしたこともあります。ちなみに医薬品の知識は全くありません。完全に迷走していました。

私がこのような状態に陥ったことの大きな理由の一つが、相談相手がまったくいなかったことです。私はキャリアコーチングを使ったことはありません。でも、自分のキャリアを踏まえて、冷静かつ客観的にアドバイスをくれる人があのときいたら——今でもそう思います。その転職活動でも、かなり遠回りをしましたから。

無料カウンセリングで確かめるべき3つのこと

  1. コーチとの相性
    話しやすいか、こちらの経歴を否定せずに聞いてくれるか
  2. 料金とプログラムの中身
    何回・何か月で、何が得られるのかが明確か
  3. 転職を前提にしていないか
    「残る」という選択肢も含めて一緒に考えてくれるか

転職回数が多く、「自分の軸がわからない」「給料以外に何を基準に選べばいいかわからない」と感じている人は、まず無料のカウンセリングで、コーチングが自分に必要かどうかを確かめてみてください。

初回の無料カウンセリングだけでも受けられます(本格的なコーチングは有料です)。

うまく使えるパターン・使えないパターン

比較例

  • ❌ 「高いサービスなら何とかしてくれる」と、目的を決めずに有料プランに申し込む
  • ⭕️ 「毎回違う理由で辞めてしまう原因を知りたい」と、相談したいことを決めてから無料カウンセリングを受ける
  • ❌ 給料の高さだけで、仕事の中身を調べずに応募先を決める
  • ⭕️ 条件だけでなく、「自分がその仕事で成果を出せるか」まで第三者と一緒に確かめる
  • ❌ 方向性が決まっているのに、コーチングで数か月を使う
  • ⭕️ 方向性が決まっていればエージェント、決まっていなければコーチング、と使い分ける

よくある質問

Q. 数十万円もかけて、元は取れますか?
A. 目的によります。「同じ理由で転職を繰り返す」状態から抜け出せれば、長い目で見て大きな価値があります。ただ、目的があいまいなまま申し込むと割に合わないこともあるので、まずは無料カウンセリングで確かめましょう。

Q. 転職するか決めていなくても使えますか?
A. 使えます。キャリアコーチングは転職を前提としないサービスが多く、「今の会社に残る」という結論を出すための相談にも向いています。

Q. 転職エージェントと併用してもいいですか?
A. 問題ありません。コーチングで方向性を整理し、その方向性に合うエージェントで求人を探す、という組み合わせは効率的です。

Q. お金をかけずに相談できる場所はありますか?
A. ハローワークの「キャリア形成・リスキリング相談コーナー」では、キャリアコンサルタントに無料で相談できます。まずはそこから始めるのも一つの方法です。

まとめ:必要なのは「求人」か「方向性の整理」か

転職回数が多い人にとって、キャリアコーチングは万能ではありません。

でも、「毎回違う理由で辞めている」「給料だけで応募先を選びそうになっている」と感じているなら、求人を探す前に一度立ち止まり、自分の軸を整理する価値は大きいはずです。筆者のように、相談相手がいないまま遠回りをする前に。

相談相手の使い分けは転職、誰に相談すべき?家族・友人・プロの使い分け方、転職の軸の伝え方は転職回数が多いと面接で不利?「何回目ですか」への答え方、キャリアの軸・自己分析全般はキャリアの軸・自己分析 完全ガイドでも解説しています。

初回の無料カウンセリングだけでも受けられます(本格的なコーチングは有料です)。

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※参考:アクシス株式会社「キャリアコーチング料金相場」、厚生労働省「キャリア形成・リスキリング相談コーナー」
本記事は筆者の実体験に基づく個人の感想です。サービス選びの際は、必ず公式サイトで最新の料金・条件をご確認ください。

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